しばらくブログの執筆を休んでしまい申し訳ありませんでした。今後はサボらないよう執筆いたしますので何卒ご贔屓にしておくんなまし m(_ _)m

さて、前回は『体験入店（体入）とはなんぞや？』というテーマで、体入のメリットとデメリットについて書いたので、今回は次のステップ、本入店時に知っておかなきゃいけない事案について書きたいと思います。

「ええ～～っ!? まだ覚えなきゃいけない事あるの～？」という声が聞こえてきそうですね(笑)。
これから読んでもらう内容は、別に知らなくてもキャバクラで勤め始めることはできるし、実際に勤め始めたらイヤでも覚えるコトなんですけどね。『習うより慣れろ』という言葉もあるし…。

でも、見た目の華やかさと違って本当に厳しい業界です。なんの知識もなく入店し、下手打って先輩のキャストに睨まれたり、最悪の場合はお客様とトラブルを起こした挙げ句、他店にまでお布令が出て、地元のお店では働けなくなったという女の子もいるからね。
覚悟を決めてキャバクラ嬢になったのなら、「同じ時期に入店した他の子より多く指名を取って稼いでやろう！」ぐらいの気概を持って臨んでもらいたい… それがこのブログを書いているおじさんの細やかな願いです(笑)。

最初の仕事はフリー客の接待とヘルプ

面接時に説明を受けますが、キャバクラ嬢はお客様とマンツーマン… つまり１人のお客様に対して女の子が１人ついて接客します。
お客様にはフリー客(指名ナシ)と、指名客(本指名アリ)との２通りが存在し、フリー客には時間に応じてキャストが入れ替わりで接客、指名客には指名を受けたキャストが接客します。

お客様が来店された際、黒服は「ご指名は？」と指名の有無を必ず確認します。来店時にすでにお目当てのキャストがいて指名することを本指名と言います。
ですが、本入店間もないアナタにはまだ指名客がいません。
ですので今回は、フリー客の対応とヘルプでついた時の対応を中心にお話を進めたいと思います。

１人でも多くの指名客を獲得すること。それが新人キャストの至上命題！

フリー客の接客時の限られた少ない時間で自分をアピールして、１人でも多くの指名客を獲得することが新人キャストの至上命題です。 フリーのお客さんの場合、通常3名のキャストが交代で接客をします。一番最初にA子ちゃんが接客し、次にB子ちゃん、最後にC子ちゃん…とこんな風に。
ところが２番目についたB子ちゃんをお客さんが気に入ったとします。
「C子ちゃんに変わってほしくない。B子ちゃんが気に入ったからこのままお話を続けていたい」
となった時、最初は指名なしで来店されたけど、お客さんがB子ちゃんをセットの途中で指名した場合、それを場内指名と言います。

この場内指名が取れたらコッチのものですね。次はいつ来てくれるかも判らないフリー客に延々と営業をかけるのとは労力が全然違うのですから。だからといって油断してはダメですよ。お客様は移り気なものです。できる限り短いサイクルで再来店し、しっかり本指名してくれるよう営業努力を怠らないでください。この本指名の多い・少ないがアナタの報酬に最も大きく影響するのですから。

ヘルプの仕事は色気を出しちゃダメ？

入店して間もないアナタは、他の人気があるキャストさんの代役としてお客様の接客をすることもあります。このことをヘルプと言います。
他のキャストさんのお客様を接客するのだから、フリー客に対して自由に接客するのとはワケが違います。そこには最低限守らねばならないルールがあるのです。

お客さんは指名の女の子と話したくて来店します。当然ですが、同じお金を払うならヘルプの子ではなくて指名の女の子と話したいんです。せっかく来たのに、お目当ての子とはなかなか話せず、その上ヘルプもつまらないとなると、他の店に流れてしまう可能性もあります。ヘルプの仕事って一見ラクそうだけど、実は暗黙のルールがあってなかなか神経を使う仕事なんですよ。

今回のまとめ

最初からすんなり指名を取るの困難です。
まずはフリーのお客様についた時の限られた少ない時間で、いかに自分をアピールして気に入ってもらえるかが勝負と考えましょう。
お客様はアナタより人生経験豊富な人たちばかりです。話題作りのために新聞やニュースに目を通したりして、自分磨きを怠らないようにしましょう。

そしてヘルプの失敗は指名キャストさんに多大な迷惑をかけます。
経験が浅いからと笑って許してくれる先輩お姉さんもいれば、根に持つ怖いお姉さんもいます(笑)。
ルールとマナーをしっかり守って、お店のスタッフや先輩のおねえさんに信頼される存在になってください。
それが『成功』への近道かもしれませんよ。